修復を終えて、とても平行弦らしい個性を備えた音色になったと思っています。
それは、フォルテピアノの流れを強く感じるピュアな音色なのですが、それが世界中で交差弦が採用されるようになってからも平行弦のピアノを作り続けたエラールのこだわりだったと思います。
そして、特に狙ったわけではないのですが、ちょっと鼻にかかったような、フランス語の発音のような音にもなったと思います。
ピアノの持つエラールの個性を失わずに修復することが出来たと、その点ではとても満足しています。
平行弦の個性をお伝えしたいと思い、録音を続けました。
演奏は拙いですが、音色を聴いていただけたらと思います。
修復過程の写真と共に、お聴きください。
修復後の音8
1908年製ERARD 平行弦グランド モデル0
製造:1908年フランス(パリ)
製造番号:93791
構造:平行弦
寸法:1m85
鍵盤:85鍵(象牙/黒檀)
アクション:エラールオリジナルアクション
外装:ローズウッド
販売価格:ピアノ2,500,000+消費税200,000=2,700,000円
お問い合わせ:pianoakiko2011@gmail.com / 080-2336-6863
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