フランスピアノの魅力~Le charme du piano français~
フランス・パリのピアノ修復工房で10年半働き、帰国して東京で仕事を始めたピアノ調律師です。 パリで知った戦前のフランスピアノの魅力を日本の皆様にもお伝えしたいと考えています。 このブログでは、ピアノ調律師として、修復師として、また一人の人としての日々の活動をご紹介していきます。
2026年4月24日金曜日
2026年4月23日木曜日
1927年製エラール モデル0 整調2
折れてしまったT字型ドロップスクリュー
新しく取り替えました
ダンパーの微調整
総上げ調整
ダンパーのかかり調整
ダンパーストップレールを取り付け
1927年製ERARD モデルN°0 グランドピアノ1m80
ドロップ調整をしていたら、T字型ドロップスクリューが1つ折れてしまいました。
エラール(プレイエルでもあります)のこのスクリューは、180°ずつしか回転できず、微調整は不可能なのですが、微妙に曲げると調整できるので、技術者の中には曲げる方がいます。
でもそれをやるとスクリューが弱り、何度も回転させているうちに折れてしまいますので、微調整は試みないようにお願いしたいです。
幸い、T字型スクリューのストックがありましたので、修理できました。
ダンパーの調整をしました。
総上げ調整は、右ペダルを踏んだ時にダンパーが同時に上がるように、ワイヤーの長さを揃える調整です。
ダンパーのかかり調整は、1つ1つの鍵盤ごとにダンパーが上がるタイミングを揃えます。
エラールの場合は、ウィペンの先に付いているワイヤーを曲げて調整します。
最後に、ダンパーストップレールを適切な高さに調整して取り付けます。
このレールがないと、鍵盤を押した時にダンパーがボコンと踊ってしまい、指に感じるので不快なタッチになってしまいます。
STOP WAR !
2026年4月22日水曜日
2026年4月21日火曜日
2026年4月20日月曜日
2026年4月19日日曜日
2026年4月18日土曜日
1927年製エラール モデル0 最初の調律
1927年製ERARD モデルN°0 グランドピアノ1m80
ようやく全てのアクションが組み上がり、タッチはまだまだバラバラですが、初めて調律をすることができました。
この瞬間はいつもドキドキ、どんな音色が出るのか、初めて感じる時です。
まだ大雑把にしか調律できない状態ですが、何とか全部調律してみて、とりあえず少し弾いてみました。
わあ〜!すごいボリュームが出てびっくりでした。
音色はエラールらしい、芯の強さを感じる音です。
表現力もバッチリありそうです。
エラールのこのモデル0という型は、1900年初頭にエラールが、それまで頑固にこだわってきた平行弦に引き続きこだわり続けながらも、世界的な流れも受け容れて交叉弦を作り始め、そして到達した、エラールの交叉弦の中で家庭用のサイズでは最高のモデルと言われており、フランスでも人気のある型です。
確かにその威力を感じました。
これからタッチを整えていき、さらに良い音色を引き出します。
STOP WAR !
2026年4月17日金曜日
2026年4月16日木曜日
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