1843年製PLEYEL スクエアピアノ
完成間近になってからも、細かい問題は続きました。
大屋根を取り付けたら、蓋がうまく閉まらない。
ケースが膨らんだり歪んだりしてしまっているせいです。
蝶番の位置を調整したり、できる限りの工夫をした後も、ケースを少し削らなければなりませんでした。
木が古いと色々と面倒な調整も必要になり、大変です。
完璧を求めずだましだまし何とかまとめるしかないと思いました。
しかし、傷だらけになり変形してしまっていても、昔の木は風格があり美しいのです。
それは、材料と職人の仕事の腕と、木が年齢を重ねたことによるものでしょうか。
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