1907年製ERARD 平行弦2m12
こちらも旅立っていきました。
試行錯誤しながら一生懸命修復したピアノ。
自分の工房でこのような大きなピアノを手掛けたのは初めてで、苦労も色々ありました。
エラールの歴史やピエール・エラールの書簡集などを読みつつ、どうにかエラールさんと対話しようとしながら修復した日々が思い出されます。
出来上がった時にはたくさんの方に弾いていただき、ピアノも嬉しそうでしたし私も幸せでした。
大きな可能性を持ったピアノですから、素敵なピアニストさんの元へ行き、今後も弾きこまれてますます魅力が深まっていくだろうと思います。
新しい人生に乾杯!
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