1852年製PAPE コンソールピアノがやってきました!
所有者の方から修復依頼をいただいたためです。
不思議なご縁だと感じています。
昨年から苦労して修復している1844年製のコンソールピアノと構造がほぼ同じものです。
私は、もし1844年製パープの修復経験がなければ、この仕事はまず断っていたと思います。
今まで見たこともないピアノの構造ですし、自分に修復できるかどうか、自信が全くなかったからです。
でも今は、昨年からこのピアノを見てきたため、その経験から大抵の結果を想像できます。
このピアノの欠点も、古さによる弱点も、幾分解っています。
修復には限界もあるということも、所有者の方にお話ししました。
その上で、できる限りの修復をというお仕事の依頼をいただき、引き受けました。
なぜこのピアノが今、私の元へ来たのでしょうか?
1844年製パープが1852年製パープを呼んだに違いない、と私は思っています。
2台を並べて見ていると、どうも兄と弟のように思えてしまいます。
兄は弟の修復を温かく見守り、応援してくれることでしょう。
私も一生懸命頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!
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