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2026年2月9日月曜日

これまでに修復したピアノ23

 1945年製ガヴォー クラポー (1m33)
2019年修復


STOP WAR !

2020年1月8日水曜日

1945年製ガヴォー クラポー 修復後の音3

修復後の音3
モーツァルト
演奏:富岡紀香


1945年製GAVEAU  モデル・クラポー(小型グランド1m33)
修復後の音をお聴きください!

修復前の音はこちらでお聴きいただけます。
https://francepiano.blogspot.com/2019/01/1945_10.html
https://francepiano.blogspot.com/2019/01/1945_11.html
https://francepiano.blogspot.com/2019/01/1945_12.html
https://francepiano.blogspot.com/2019/01/1945_13.html


1945年製GAVEAU  モデル・クラポー(ベビーグランド)
製造:1945年フランス(パリ)
製造番号:97420
構造:交差弦・総鉄骨
寸法:1m33
鍵盤:88鍵(プラスティック / 黒檀)
アクション:シュワンダー
外装:ローズウッド・シカモア / ワックス仕上げ

2019年11月7日木曜日

1945年製ガヴォー クラポー 修復を終えて


フランス・トゥールのお宅で


1945年製GAVEAU  モデル・クラポー(小型グランド1m33)
修復を終えて

通常、製造から何十年も経っていて、かつ外国の所有者が手放したピアノを修復するとき、そのピアノが生まれてから今日までの歴史を知ることは殆ど不可能なのですが、このピアノに限っては、私が個人的に前の所有者を知っているため、全てを知ることができました。

1945年6月28日、フランス人のムシュブフ氏がガヴォー社からピアノを購入し、パリ東の郊外のフォントネー・スー・ボアという街にある学校の教員宿舎に運びました。
当時ムシュブフ氏はパリ北の郊外のアニエール・シュル・セーヌという街にアパートを借りたのですが、このアパートの建築工事が遅れたため、ムシュブフ氏一家(ムシュブフ氏夫婦と息子と娘の4人家族)は氏の母親が校長を務めるフォントネー・スー・ボアの学校の教員宿舎に滞在していたのです。
1947年の秋に建築工事が終わり、一家がアニエール・シュル・セーヌに移った時、ピアノも一緒に運ばれました。
1950年3月ムシュブフ家の引越しに伴い、ピアノはランド県(ボルドーから160km南)に移されました。
その後、ランド県内の2軒の家で1991年まで家族にたくさん弾かれました。
1991年ムシュブフ家の引越しに伴い、ピアノはトゥール(アンドル・エ・ロワール県)に移されました。
ピアノを購入したムシュブフ氏と奥さんが亡くなり、娘さんが家とピアノを引き継ぎました。
2015年に娘さんが亡くなり、2016年トゥールの家が売却される際、ピアノはパリのピアノバルロンに運ばれました。
最後に相続した息子さんから私がピアノを購入し、2017年にピアノは日本へ飛びました。
そして2018年から2019年にかけて北軽井沢で修復され、今新たな人生を歩みだそうとしています。

ピアノは、フランス国内でたくさんの移動を経験してきました(その証拠に外装の傷が多いです)が、生まれてからずっと同じ家族の元で過ごしました。
ムシュブフ家が何度も引越をしてきた中で一度もピアノを手放さず、ずっと一緒に移動したのは、このピアノが家族に愛されていたからだと思います。

私がフランスで過ごした10年半の間、最初から最後までずっとお世話になったのがこのムシュブフ家の息子さんでした。
彼は、私に多くのフランス文化を学ばせてくれた方で、フランス中様々な地域に連れて行って文化遺産を見せてくれたり、様々な地方のフランス料理を食べさせてくれたり、たくさんのクラッシックレコードをくださったり、コンサートやオペラ、バレエにも連れて行ってくれました。
それらの経験から私が得たものは計り知れず、深く感謝しています。
ご両親と妹さんの思い出のピアノを売りに出すことにしたものの、フランスでは珍しくもないガヴォーの古い小さなピアノは今は全く売れないので処分になるところだったのですが、私はご恩返しのつもりで買取りました。
日本でなら、小さなフランスピアノも気に入ってくれる方がいるかもしれないと思ったからです。
まだ行き先は決まりませんが、いつかきっと新しい所有者が現れ、新しい人生の始まりが来ると思っています。
修復が完成し、音色を録音してフランスのムシュブフ氏に聴いてもらったところ、癌で闘病中の氏が大変喜んでくれました。
家族のピアノが日本の家で歌い続けてくれると思うととても慰められる、という言葉をいただき、本当に修復して良かったと思っています。


1945年製GAVEAU  モデル・クラポー(ベビーグランド)
製造:1945年フランス(パリ)
製造番号:97420
構造:交差弦・総鉄骨
寸法:1m33
鍵盤:88鍵(プラスティック / 黒檀)
アクション:シュワンダー
外装:ローズウッド・シカモア / ワックス仕上げ

2019年10月30日水曜日

1945年製ガヴォー クラポー 修復後の音2

修復後の音2
シューマン「トロイメライ」
演奏:石渡江里子


1945年製GAVEAU  モデル・クラポー(小型グランド1m33)
修復後の音をお聴きください!

修復前の音はこちらでお聴きいただけます。
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https://francepiano.blogspot.com/2019/01/1945_11.html
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1945年製GAVEAU  モデル・クラポー(ベビーグランド)
製造:1945年フランス(パリ)
製造番号:97420
構造:交差弦・総鉄骨
寸法:1m33
鍵盤:88鍵(プラスティック / 黒檀)
アクション:シュワンダー
外装:ローズウッド・シカモア / ワックス仕上げ

2019年10月29日火曜日

1945年製ガヴォー クラポー 修復後の音1

修復後の音1
ショパン「プレリュード6番」
演奏:石渡江里子


1945年製GAVEAU  モデル・クラポー(小型グランド1m33)
修復後の音をお聴きください!

修復前の音はこちらでお聴きいただけます。
https://francepiano.blogspot.com/2019/01/1945_10.html
https://francepiano.blogspot.com/2019/01/1945_11.html
https://francepiano.blogspot.com/2019/01/1945_12.html
https://francepiano.blogspot.com/2019/01/1945_13.html


1945年製GAVEAU  モデル・クラポー(ベビーグランド)
製造:1945年フランス(パリ)
製造番号:97420
構造:交差弦・総鉄骨
寸法:1m33
鍵盤:88鍵(プラスティック / 黒檀)
アクション:シュワンダー
外装:ローズウッド・シカモア / ワックス仕上げ

2019年10月28日月曜日

1945年製ガヴォー クラポー 完成写真3










1945年製GAVEAU  モデル・クラポー(小型グランド1m33)
完成しました!


1945年製GAVEAU  モデル・クラポー(ベビーグランド)
製造:1945年フランス(パリ)
製造番号:97420
構造:交差弦・総鉄骨
寸法:1m33
鍵盤:88鍵(プラスティック / 黒檀)
アクション:シュワンダー
外装:ローズウッド・シカモア / ワックス仕上げ

2019年10月27日日曜日

1945年製ガヴォー クラポー 完成写真2







1945年製GAVEAU  モデル・クラポー(小型グランド1m33)
完成しました!


1945年製GAVEAU  モデル・クラポー(ベビーグランド)
製造:1945年フランス(パリ)
製造番号:97420
構造:交差弦・総鉄骨
寸法:1m33
鍵盤:88鍵(プラスティック / 黒檀)
アクション:シュワンダー
外装:ローズウッド・シカモア / ワックス仕上げ

2019年10月26日土曜日

1945年製ガヴォー クラポー 完成写真1







1945年製GAVEAU  モデル・クラポー(小型グランド1m33)
完成しました!


1945年製GAVEAU  モデル・クラポー(ベビーグランド)
製造:1945年フランス(パリ)
製造番号:97420
構造:交差弦・総鉄骨
寸法:1m33
鍵盤:88鍵(プラスティック / 黒檀)
アクション:シュワンダー
外装:ローズウッド・シカモア / ワックス仕上げ

2019年10月25日金曜日

1945年製ガヴォー クラポー ハンマーの微調整






1945年製GAVEAU  モデル・クラポー(小型グランド1m33)
ハンマーが3本の弦にまっすぐ、そして均一に当たるように微調整します。
ほんの微妙な傾きや当たり方の不均一で音が濁るので、美しい音色を得るためにこの作業は大切です。
ハンマーの頭を微妙に削ったり、弦の高さが揃っていない時は少し引っ張ってまっすぐに揃えたりします。

2019年10月24日木曜日

1945年製ガヴォー クラポー アクション整調2

ドロップ

ドロップ調整

バックチェックの位置合わせ

バックチェック調整

スプリング調整

1945年製GAVEAU  モデル・クラポー(小型グランド1m33)
アクションの整調が一通り終わりました。

2019年10月23日水曜日

1945年製ガヴォー クラポー アクション整調1


打弦距離調整

鍵盤の高さ調整

白鍵の深さ調整

黒鍵の深さ調整

鍵盤の深さを調整するためのパンチング

ハンマーのレットオフ

レットオフ調整

1945年製GAVEAU  モデル・クラポー(小型グランド1m33)
アクションの整調を行っています。
弾きやすいタッチ、できる限り均一なタッチを求めて、1mm単位の調整を何度も繰り返しながらの作業です。

2019年10月22日火曜日

1945年製ガヴォー クラポー 鍵盤蓋2







1945年製GAVEAU  モデル・クラポー(小型グランド1m33)
鍵盤蓋の金具を磨いて取り付け、フェルトを新しく貼り替え、鍵盤蓋が完成しました。
ピアノに取り付けてみると、美しさに満足です。

これで全ての外装の塗り替えが終わりました。
古いニスをはがしてワックス仕上げにするのは、大変な作業で時間も労力もかかります。
特に今回のニスはモダンな分厚いニスだったので、はがす作業はニスが硬くて力が要り、手が痛くなりながらの作業でした。
ワックスも、一度塗っては磨いて乾かす時間をおき、何日もかけながら各パーツ5回程度塗りましたので、時間がかかりました。
手は痛いしホコリまみれになるし、こんなこと始めなければ良かったと思う時もありましたが、やはり完成してみると、その美しさに苦労も報われました。

このピアノは、ローズウッドとシカモアの対比がアールデコ調の形のデザインに組み込まれています。
ローズウッドもシカモアも、分厚いニスをはがしてワックス仕上げにすると木目の美しさがグッと現れました。
ローズウッドの方には少し色の付いたワックスを擦り込み(日焼けで色褪せた部分を補えるので)、シカモアの方には無色のワックスを擦り込みました。

2019年10月21日月曜日

1945年製ガヴォー クラポー 鍵盤蓋1









1945年製GAVEAU  モデル・クラポー(小型グランド1m33)
鍵盤蓋の古いニスをはがし、サンドペーパーできれいにした後、ワックスを擦り込みました。