ラベル 1911年製スタインウェイ&サンズ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2026年1月29日木曜日

これまでに修復したピアノ16

 1911年製スタインウェイ & サンズ 1m80 (ニューヨーク)
2020年修復


STOP WAR !

2023年9月29日金曜日

1911年製スタインウェイのCD





2020年に当工房で修復を終えた1911年製STEINWAY & SONS グランドピアノ(1m80)で演奏されたCDが発売されました。
DOLCI(デザート)というタイトルで、アンコール曲に適したリラックスできるムードの様々なピアノ連弾曲を集めた、オリジナルで明るいCDです。
スタインウェイも、明るく優しく歌っています!

DOLCI ピアノ連弾のためのアンコール曲集
演奏:三橋桜子、パブロ・エスカンデ
録音:Kojima Recordings.Inc
ピアノ:1911年製STEINWAY & SONS



STOP WAR !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

2020年10月11日日曜日

1911年製ニューヨークスタインウェイ 修復を終えて

  


1911年製STEINWAY & SONS グランドピアノ1m80
修復が終わり、ピアノは持ち主の元へ帰る日を楽しみに日々を送っています。
長い期間かけてゆっくり修復をしましたので、私自身も感慨深いです。

このピアノが私のところへ来たときには、とにかくカビだらけでした。
あまりに湿気てしまっていましたので、まずは一冬乾燥させました。
すぐに修復すれば、響板の割れなど一度修復したところも乾燥期が来ると再び割れてしまいます。
ただ、ピアノは湿気てカビだらけ、響板の割れもひどい状態なのに、美しい音で鳴っていました。


フランスピアノを専門としている私のところに、スタインウェイが来ることはまずありません。
スタインウェイ ピアノの修復はフランスの工房で数台経験があるものの、多くの経験を持たない私にお客様が任せてくださったのは、ピアノ修復の考え方に共感してくださったからだと思います。
このピアノは、お客様の亡くなられた叔母様がニューヨークから持ち帰られたもので、大変気に入って弾いていらっしゃったらしく、修理の時にもなるべく部品を替えてはいけない、と言われていたそうです。
ということは、このピアノの素晴らしい音色を変えたくない、という意味だったのだと思います。
私は普段より、何でも新しい部品に取り換えるのではなく、なるべく使える部品は残して修復するやり方をしていますので、考えが一致しました。
とはいえ、ピアノは相当弾かれてきたために傷んでいる部分も多く、新しい部品に取り替えざるを得ないものもいくつかありました。
見た目はともかく、ピアノを楽器として使用していくためには、音色に関わる部分と機能に関わる部分はきちんと修復しなければ、ピアノの良さも半減してしまいます。
私なりに判断をして、取り替えるべき部品は取り替えさせていただきました。

ピアノの外装や鉄骨は、新品のようにピカピカにならなくても良い、古い味を残したままで良い、とのことで、できる限りの掃除をして新しく塗り直す作業はしませんでした。
しかし実際は、できる限りの掃除というのが大変で大変で、私はこんなにピアノを手磨きしたことはないほど、磨き続けました。
というのは、オリジナルのニスの上に後から塗り足された何だか分からない塗料のために苦労をしたのでした。
磨けば磨くほどオリジナルの美しいニスが出てくるのですが、後から塗られた塗料のムラが激しいため、なかなか思うように美しくなりませんでした。
けれども、私も体力の限界まで磨きましたし、元の状態よりは格段に美しく清潔になりました。

最後に音が出るときになって、どんな結果が出るかとても緊張しました。
結果は満足できるものでした。
とても美しい音色、明るい音色、よく歌い、そして驚くほど強弱が付く表現の幅を持っています。
とりわけ高音部の明るく優しい音色が魅力的で、弾いていて楽しいピアノです。
そして何より、元の音色が変わらなかったことに、私は満足しています。
修復前後の音の比較の録音を聴いていただけた方には、あまり大きな変化のないことに気づいてくださったかもしれません。
オリジナルの音色の性格は変化せず、機能は向上、ピアノのエネルギーを増大させる、長期間使用できる状態に回復させる、これらが修復の目的ですが、まさにその通りにできたように思っています。

このピアノなら、持ち主の元へ帰った後、新しい音楽人生を皆様と共に楽しく送っていってくれることを確信し、嬉しく思っています。
おそらく、最初にピアノをニューヨークから日本へ持ち帰って愛用された叔母さまも、天国から応援してくださったのだろうと感じ、感謝しています。
ありがとうございました。

2020年10月9日金曜日

1911年製ニューヨークスタインウェイ 修復前後の音の比較6

  1911年製STEINWAY & SONS グランドピアノ1m80

修復前後の音の比較をお聴きください。

同じ場所、同じ曲、同じ演奏者で較べています。


修復後の音6

スカルラッティ「ソナタ L.108」


修復前の音6
スカルラッティ「ソナタ L.108」


1911年製ニューヨークスタインウェイ  修復前後の音の比較5

  1911年製STEINWAY & SONS グランドピアノ1m80

修復前後の音の比較をお聴きください。

同じ場所、同じ曲、同じ演奏者で較べています。

修復後の音5
モーツァルト「きらきら星変奏曲」


修復前の音5
モーツァルト「きらきら星変奏曲」

2020年10月8日木曜日

1911年製ニューヨークスタインウェイ 修復前後の音の比較4

 1911年製STEINWAY & SONS グランドピアノ1m80

修復前後の音の比較をお聴きください。

同じ場所、同じ曲、同じ演奏者で較べています。


修復後の音4
ヘンデル「私を泣かせてください」


修復前の音4
ヘンデル「私を泣かせてください」


1911年製ニューヨークスタインウェイ  修復前後の音の比較3

1911年製STEINWAY & SONS グランドピアノ1m80

修復前後の音の比較をお聴きください。

同じ場所、同じ曲、同じ演奏者で較べています。


修復後の音3

ショパン「前奏曲 雨だれ」



修復前の音3

ショパン「前奏曲 雨だれ」







2020年10月7日水曜日

1911年製ニューヨークスタインウェイ 修復前後の音の比較2

 1911年製STEINWAY & SONS グランドピアノ1m80

修復前後の音の比較をお聴きください。

同じ場所、同じ曲、同じ演奏者で較べています。


修復後の音2
ベートーヴェン「月光」



修復前の音2

ベートーヴェン「月光」

1911年製ニューヨークスタインウェイ  修復前後の音の比較1

 1911年製STEINWAY & SONS グランドピアノ1m80

修復前後の音の比較をお聴きください。

同じ場所、同じ曲、同じ演奏者で較べています。


修復後の音1

バッハ「平均率クラヴィーア曲集 1.プレリュード」


修復前の音1

バッハ「平均率クラヴィーア曲集 1.プレリュード」


2020年10月5日月曜日

1911年製ニューヨークスタインウェイ 完成写真3

 








1911年製STEINWAY & SONS グランドピアノ1m80

完成しました!

2020年10月4日日曜日

1911年製ニューヨークスタインウェイ 完成写真2











1911年製STEINWAY & SONS グランドピアノ1m80

完成しました!

2020年10月3日土曜日

1911年製ニューヨークスタインウェイ 完成写真1










1911年製STEINWAY & SONS グランドピアノ1m80 

完成しました!

2020年9月29日火曜日

1911年製ニューヨークスタインウェイ 整音





1911年製STEINWAY & SONS グランドピアノ1m80
音程も安定してきて、タッチも揃ってきました。
最後の仕上げは整音作業です。
まずは、ハンマーが3本の弦に完璧にまっすぐ当たっているかを見ます。
ハンマーを持ち上げて弦に軽く触れた状態で、ダンパーを上げながら弦を指で弾いて音を聴きます。
ハンマーが3本の弦に完璧にまっすぐ当たっていないと音の聴こえ方が異なります。
その場合、ハンマーが傾いていれば微妙に頂点を削って揃え、弦の方が平らでないようなら少し弦を引っ張り上げて揃えます。
全部のハンマーの当たりが揃ったら、今度は全体を通して音を聴いて、調和しない音があればハンマーに針を刺して揃えます。
非常に微妙な作業ですが、ちょっとのことで音色はずいぶん変わります。
工房での整音作業はここまでですが、最終的には納品先でお部屋の響きを聴きながら、またお客様のご希望を踏まえながら、仕上げを完成させます。

2020年9月27日日曜日

1911年製ニューヨークスタインウェイ 鍵盤押さえと鍵盤蓋のフェルト

鍵盤押さえの古いフェルト

鍵盤押さえの新しいフェルト

鍵盤押さえ取り付け

鍵盤蓋の古いフェルト

鍵盤蓋の新しいフェルト

 1911年製STEINWAY & SONS グランドピアノ1m80
鍵盤押さえの古いフェルトを剥がし、新しく貼り替えました。
鍵盤蓋のフェルトも同じく、新しく貼り替えました。

2020年9月25日金曜日

1911年製ニューヨークスタインウェイ 整調3

 

 1911年製STEINWAY & SONS グランドピアノ1m80

何度も整調をやり直しては改善し、より良いタッチを求めています。

だんだん弾きやすくなってきて、音も良くなってきました。

完成が近づいてきました。

2020年9月23日水曜日

1911年製ニューヨークスタインウェイ ペダル調整


ダンパー

ダンパー総上げ調整ビス

ソフトペダル調整ビス

 1911年製STEINWAY & SONS グランドピアノ1m80

一番右のペダルを踏んだ時にダンパーが一斉に上がるように、ダンパーの総上げ調整を行います。

微妙な動きを揃える細かい仕事です。

一番左のソフトペダルを踏むと鍵盤オサが右にシフトして、ハンマーが3本の弦のうち2本を叩いて音がソフトになるようになっています。

鍵盤オサのシフトの動きの調整は、右のブロックに付いているビスで行います。

2020年9月21日月曜日

1911年製ニューヨークスタインウェイ ソステヌートペダルシステム









1911年製STEINWAY & SONS グランドピアノ1m80

ソステヌートペダルのシステムを掃除し、消耗したクロスを取り替え、再度組み立てました。

このシステムは3本のペダルのうち真ん中のペダルに通じていて、特定の音のダンパーのみを上げたままにして音を持続させたい時に使います。