2020年4月16日木曜日

1911年製ニューヨークスタインウェイ 解体5







1911年製STEINWAY グランドピアノ1m80
鉄骨を外すと、響板やピン板の状態が良く分かります。
響板はかなり割れていて、埋め木作業には手間がかかりそうです。
ピン板は状態が良く、一安心です。

4 件のコメント:

  1. こんにちは、ピン板の表面に黒い模様がありますね。アップライトでも分解すると、ピン板に赤っぽいベンガラのような色が残っています。これは製造時にピン板と鉄骨との密着を見た痕だと聞いておりますが、弦圧調整で鉄骨の高さを変えた時も、ピン板と鉄骨の密着の再調整が必要なのでしょうか?ふつうあまりしないようですが、高音の伸びとかに影響しますか?

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  2. この黒色は、おっしゃる通りピン板と鉄骨をぴったり合わせる作業の時に塗られたものだと思います。弦圧調整の後に密着の再調整をしたことは私自身はないのですが、もし大きく隙間が出来るようなら薄い板などを挟むのが良いかもしれませんね。高音の伸びに影響するとは思わないのですが、張力をかけた時にピン板と鉄骨がしっかり安定しているのが望ましいと思います。

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  3. 御返事ありがとうございました。弦圧おかしかったので鉄骨の載る板を削って再調整やりました、という中古のピアノを買った時に、最初どう弾いても次高音より上が死んで全然鳴らなかったのです。それが5年位掛かって不思議なことに中音寄りのキーから順番に鳴るようになって来たので、上記の疑問を持ちました。弾き込みによる現象ではなく、何か機械的な接触の問題だったのかな?と。しかしそれは高音の鳴りにはあまり影響しないのですね・・たいへん勉強になりました!

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    1. 5年かかって鳴るようになった原因のはっきりした答えは私には分からないのですが、とにかく鳴るようになって良かったですね!
      修復したピアノは、新しい響板ニスを塗った直後は鳴りが悪く、何年もかけて乾いていくと鳴りが良くなってくるということがよくありますので、そのようなことかも知れません。

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