2018年11月15日木曜日

1908年製エラール 平行弦グランド 鍵盤2








1908年製ERARD  平行弦グランド 1m85
白鍵の剥がれた象牙を貼り直しています。
ほぼ全ての白鍵の象牙が剥がれてしまいました。
手前の部分だけでなく奥の象牙や小口も次々に剥がれ、貼り直しにかなりの時間がかかっています。
接着剤は、白色を付けたニカワです。
このように多くの象牙が剥がれてしまう鍵盤は、以前に漂白されたことのあるもの、それから黄色くなった象牙を白くするためにサンドペーパーで削り、象牙の厚みがかなり薄くなってしまっているものに多いです。
このピアノの象牙もすごく薄くなってしまっており、良い状態とは言えません。
限られた象牙をみんなで長く使うために、多少の黄ばみは我慢していただけると良いのではないかなあ、と作業をしながら思いました。

2018年11月13日火曜日

1908年製エラール 平行弦グランド 鍵盤1






1908年製ERARD  平行弦グランド 1m85
鍵盤修理に入りました。
まずは、湿気のために膨らんでしまった鉛を平らに削りました。
膨らんだままにしておくと、隣の鍵盤に当たって鍵盤がスムーズに動かなくなります。

2018年11月6日火曜日

1908年製エラール 平行弦グランド ダンパー2









1908年製ERARD  平行弦グランド 1m85
ダンパーフェルトは、汚れはあるものの状態は良く、オリジナルフェルトの質の高さを考えると貼り換えるのは勿体ないので、掃除をしてそのまま使うことにしました。
弦の跡が付いている部分を少し削り、すべての部品を掃除して組み立てました。

2018年11月3日土曜日

1908年製エラール 平行弦グランド ダンパー1







1908年製ERARD  平行弦グランド 1m85
ダンパーを解体し、掃除をしました。
弦の下から音を止めるシステムのダンパーです。
すべてのダンパーが一体になっていて、弦の下からごそっと外れる、エラール独自のダンパーシステムです。
掃除後、虫喰いのあったフェルトを貼り換えました。

2018年11月2日金曜日

秋の風景6







山の紅葉は美しいですが、中でもカラマツの黄葉が大好きです。
黄土色に染まり、ふわふわとした柔らかい感じがなんとも言えず美しいと感じます。
家の近くでも見られるのですが、標高の高い場所に行くとまとまったカラマツの黄葉を見ることができ、心が躍りました。
山の上では、小さなお花や葉っぱ達も懸命に生きていました。
愛犬キクも一緒に山登りを楽しみました。

2018年11月1日木曜日

秋の風景5









小浅間山 (1655m)に登りました。
登山といっても、登り始めの標高が1405mですから大した登山ではありませんが、秋の風景を眺めながらちょっとした運動になりました。
頂上からの絶景は素晴らしかったです。
そして間近に見る浅間山からは、深い印象を受けました。

2018年10月31日水曜日

1908年製エラール 平行弦グランド ハンマー2






1908年製ERARD  平行弦グランド 1m85
ハンマーフレンジのセンターピンを全て取り換えました。
このフレンジは、小さなビスでセンターピンのガタやスティックを微調整できるので、優れたシステムです。
しかしエラールももう少し後の時代にはこのフレンジをやめて、ビスなしのフレンジに変わります。
コスト削減のため、だんだんとシンプルになっていきました。
ハンマーの走り調整(全てのハンマーが垂直に弦に向かって進むように、フレンジの下に薄い紙を貼って調整する作業)をして、ハンマーの準備完了。

2018年10月30日火曜日

1908年製エラール 平行弦グランド ハンマー1






1908年製ERARD  平行弦グランド 1m85
ハンマーシャンクに取り付けられているバックチェックスキンは、ワイヤーの跡が溝になってしまっていたので、ヤスリで滑らかにしました。
オリジナルの革ですが、分厚いものなので、少し削ってもまだまだ使えます。
ハンマーローラースキンも同じく溝を滑らかにし、黒鉛を塗りました。