2016年12月13日火曜日

1852年製パープ コンソールピアノ 最終調整







1852年製PAPE コンソールピアノ
アクションの最終調整をしていたら、バックチェックワイヤーが一つ折れてしまいました。
最後までハプニングは続きます。
でもこういうことはあるものですし、お客さん宅でなく工房で折れるなら修理も簡単に済みます。
ワイヤーを取り替えて修理し、タッチの最終調整とペダルの調整をしました。
調律をして、自分で弾いてみて、タッチを改善して、という作業を納得がいくまで繰り返します。
特殊なアクションですから、マニュアルもなければ、大体こんなタッチを目指すというイメージもない中で、自分の出来る最高のタッチを探していきます。
1844年製PAPEのコンソールピアノで同じ形のアクションを経験した後でしたので戸惑いは少なかったものの、やはり全く同じようにはいかず、このピアノ独自のタッチを作りました。
まあまあ弾きやすいタッチが出来たと満足しています。
いよいよピアノの完成です!

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