2018年11月26日月曜日

1908年製エラール 平行弦グランド 鍵盤6








1908年製ERARD  平行弦グランド 1m85
白鍵の象牙と黒鍵の黒檀を磨き、黒鍵の横側の黒色を塗り直し、鍵盤調整をして鍵盤オサに収めました。
この鍵盤の象牙はすでに削られ薄くなってしまっているので、白くするために更にペーパーを当てたくなく、また漂白剤を使うことは象牙を傷めるためしたくなかったので、黄色く変色している部分はそのまま残しました。
また、艶を出すためにバフを当てることも、多少の熱を加えることになるので薄くなってしまった象牙を剥がれやすくするのではないかと思い、今回は避けたいと思い、すべて手磨きしました。
それでも時間をかけて根気よく磨くと、バフ磨きに劣らないくらいの艶が出たので、満足です。

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