2017年8月2日水曜日

1838年製プレイエル ピアニーノ 鍵盤4





1838年製PLEYEL pianino 1m15(ショパン時代のプレイエル)
象牙鍵盤をペーパーで少しきれいにしました。
あまりに黄色くなっており、真っ白にするのは不可能ですし、削れば削るほど象牙が薄くなってしまうので、ほんの少しの掃除です。
薬品を使って漂白すれば白くなりますが、象牙を傷めるのでやっていません。
黄色い色と色が不揃い(足りない象牙を補うのに同じような黄色の象牙を見つけられなかったため、時々白い部分があります)なのは、それも歴史と容赦していただくことにします。
鍵盤の木の部分は上も横もペーパーできれいにしました。

2 件のコメント:

  1. 象牙を密漁した後の現場写真をみると、せめて今ある象牙を生かしてもう新しいものは使わないように・・という気にさせられますね。
    現代の象牙はほとんど何も模様が無いか、かすかに板目模様が出ているような物しかないですが、古い楽器の象牙を見ますと、現代と同じく乳白色の中にうっすらとしか模様が見えないものと、やたらと明瞭に縦筋の入っている物と2種類あるようです。単純に芯に近いから外側だから、だけの違いとも思えず、品種が違うのでしょうか?

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  2. 私も象牙の種類のことは良く知らないのですが、ピアノの鍵盤の象牙を見ているだけでも、色々な模様のものがあります。指紋のようなものでしょうから、個体差があってもおかしくないですよね。動物から受け継いだ貴重なものですから、大切に使いたいですね。明子

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