2020年10月22日木曜日

ポストショパン時代のエラール VS プレイエル 修復前の写真3

1857年製エラール

1860年製プレイエル 

1857年製エラール

1860年製プレイエル 


1857年製ERARD モデル2 グランドピアノ2m12
1860年製PLEYEL モデルPetit Patron グランドピアノ 2m20
修復前の本体と製造番号です。
本体の構造は、どちらも平行弦、鉄の板とバーの組み合わせ鉄骨です。
この時代はまだ総鉄骨(後の時代に発明される一体型の鋳物の鉄骨)が発明されておらず、したがって交差弦もまだない時代でした。
この、鉄の板とバーの組み合わせ鉄骨というのは、見たところ弱そうな感じを受けるかもしれませんが、相当な強度があります。
何とかして弦の大きな張力に抵抗しようと各メーカーで工夫に工夫を重ねていた時代だと思います。
ビス留めされていますが、絶対に動かないようにと、ガチガチに組み合わされています。

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